無理なく進めるポイント
断乳を考え始めたら、まず「いつ始めるか」「なぜやめるのか」「どう進めるか」を整理しておきましょう。断乳には決まった年齢があるわけではなく、子どもの成長とママの生活状況を見ながら判断することが大切です。
まず押さえておきたいポイント
- 断乳の時期は生後10カ月〜1歳半頃がひとつの目安
- 1歳になったからといって、必ず断乳する必要はない
- 離乳食を1日3回食べられているかを確認する
- 食事から栄養を取れるようになっていることが重要
- 水分を授乳以外からも取れるようにしておく
- 仕事復帰や保育園入園をきっかけに断乳を検討する人もいる
- 夜間授乳による睡眠不足も断乳を考える大きなきっかけ
- ママの体調不良や薬の服用が必要になった場合は医師に相談する
- 次の妊娠を考えている場合も、断乳について検討することがある
- 断乳は一気にやめず、授乳回数を少しずつ減らす
- 授乳の代わりに抱っこ・トントン・絵本などの習慣を作る
- 1歳を過ぎて言葉が理解できるようになったら、事前に伝えておく
- 子どもの体調が悪いときや大きな環境変化の時期は避ける
- 授乳回数を減らすときは、ママの乳房の張りにも注意する
- 強い痛み・赤み・発熱などがあれば医療機関や助産師に相談する
- 「何歳までにやめる」という周囲の基準に合わせすぎない
- 親子が無理なく過ごせるタイミングを優先する

私の経験だけど、これ!と言った時期はないわよ。ママと赤ちゃんの様子で変化するのは当然!
断乳を考える主なタイミング
生後10カ月〜1歳頃
この時期は離乳食が1日3回になり、少しずつ食事から栄養を取る割合が増えていきます。
ただし、3回食になったからといって、すぐに母乳を完全にやめる必要があるわけではありません。離乳食の量や食べ方、子どもの成長には個人差があります。
断乳を考える場合は、月齢だけでなく、食事や水分をどの程度取れているかを確認しましょう。
1歳〜1歳半頃
1歳を過ぎると、離乳食から幼児食へ移行し、生活リズムも変化していきます。
仕事復帰や保育園入園など、家庭の生活環境が大きく変わる時期でもあるため、このタイミングで断乳を考える家庭もあります。
また、言葉の理解が進むことで、「○日からおっぱいをやめようね」と事前に伝えたり、授乳の代わりとなる習慣を作ったりしやすくなります。

一つの大きいタイミングとしては離乳食開始と保育園登園がママも思い切りやすいわよ!それと、幼少の頃から、ちゃんと説明する習慣を子供にも教えてあげるのは大切なことなのよ。
1歳6カ月以降
1歳半を過ぎると、食事がより安定し、幼児食中心の生活になっていきます。
子どもとのコミュニケーションも取りやすくなるため、断乳の理由を説明しながら進めることができます。
一方で、1歳半を過ぎても授乳を続けている家庭もあります。断乳の時期が遅いこと自体を問題と考える必要はありません。
断乳を考えるきっかけ
断乳を決める理由は、子どもの年齢だけではありません。

さきほども言ったけど、これ!と言った時期はないわよ。ママと赤ちゃんの様子で変化するのは当然!
仕事復帰・保育園入園
仕事復帰や保育園への入園を控え、日中の授乳を続けることが難しくなるケースがあります。
ただし、保育園に入園するからといって完全に断乳する必要があるとは限りません。日中は授乳せず、帰宅後や寝る前だけ授乳する方法もあります。

保育園に行くと、イヤでも断乳状態になるわね。子供も小さいながらもそこら辺は学んで成長するものよ。
夜間授乳による睡眠不足
夜中に何度も起きて授乳する状態が続くと、ママの睡眠不足につながります。
「夜だけ授乳をやめたい」という場合には、完全な断乳ではなく、まず夜間断乳から始める方法もあります。
ママの体調や服薬
ママが体調を崩したり、治療のために薬を服用したりすることが、断乳を考えるきっかけになる場合があります。
ただし、薬を服用する=必ず授乳をやめる、とは限りません。薬の種類によって対応が異なるため、自己判断せず医師や薬剤師に相談しましょう。
次の妊娠を考えている
次の妊娠を考えたときに、授乳を続けるかどうか悩む人もいます。
授乳中は排卵が抑制されることがありますが、授乳していれば妊娠しないわけではありません。妊娠を希望している場合は、月経の再開状況なども含めて医師に相談すると安心です。
無理なく断乳するための対策
断乳を決めたら、いきなり授乳をすべてなくすのではなく、段階的に進めることがポイントです。
1.授乳回数を少しずつ減らす
まずは1日の授乳のうち、なくしても子どもが比較的落ち着いていられる時間帯から減らします。
数日から1週間ほど様子を見て、子どもが慣れてきたら次の授乳を減らすという方法があります。
2.授乳の代わりを用意する
授乳が「安心するための時間」になっている場合は、単純に授乳だけをなくすと子どもが不安になることがあります。
- 抱っこする
- 背中をトントンする
- 絵本を読む
- 一緒に遊ぶ
- 水分を取る
など、授乳以外の方法で安心できるようにしていきましょう。
3.断乳する日を決める
完全に断乳する場合は、あらかじめ日にちを決めておく方法もあります。
1歳を過ぎて言葉の理解が進んできたら、「○日になったらおっぱいはおしまい」と何度か伝えておくと、子どもが心の準備をしやすくなります。
4.断乳する時期を選ぶ
子どもが病気をしているときや、引っ越し・旅行・保育園入園など、大きな環境変化が重なる時期はできるだけ避けましょう。
ママ自身の体調がよい時期を選ぶことも大切です。
5.ママの乳房をケアする
授乳回数を急に減らすと、母乳がたまって乳房が張ることがあります。
強い張りや痛み、赤み、発熱などがある場合は、我慢せず助産師や医療機関に相談しましょう。
「1歳だから断乳」ではなく親子に合った時期を
断乳は「1歳になったら必ずする」というものではありません。
WHOは、適切な補完食を取り入れながら、授乳を2歳頃まで、またはそれ以上続けることを推奨しています。
そのため、1歳を過ぎても授乳を続けることは選択肢のひとつです。
一方で、夜間授乳がつらい、仕事復帰を控えている、ママの体調が優れないなど、断乳したほうが親子の生活が楽になる場合もあります。
大切なのは、周囲の「もうやめたほうがいい」という声に合わせるのではなく、子どもの成長とママの体調・生活の両方を考えてタイミングを決めることです。
断乳は、赤ちゃんにとってもママにとっても大きな変化です。焦らず、授乳を少しずつ減らしながら、新しい生活リズムへ移行していきましょう。

私の経験だけど、ママのおっぱいをほしがってくれるのは2~3年もないのよ。二度と来ない時期を大切にしてくださいね!
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